- SNSマーケティングのセミナーに行って、ビジネスコンサルティングに多額の費用も支払ったのに、思ったように販売に繋がらない
- 顔出しをして頑張って「いいね！」をたくさんもらえるようになったけど、サービスが売れない
- 成功している同業者の活動と同じように発信しているのに、成果が出ない
- 必死でビジネスの勉強もして、販売セミナーにも行っているけど、毎月アルバイトかパートくらいしか売れない（セミナー代や懇親会費を入れたら大赤字）
- お客様導線を仕組み化してコンサルティングしてもらったのに、本来ターゲットのお客様に来てもらえない
など、イメージコンサルタントは基本的に個人事業として活動するため、SNSマーケティングやビジネスコンサルティングなど企業向けのマーケティングを取り入れても効果が薄いことがあります。
多くの方が同業者を競合相手として想定しますが、嗜好品・嗜好サービスも競合に含まれる可能性があるため、より深いニーズを捉えた行動が重要です。そこで、イメージコンサルタントになる人や活動中の方が活動する前に必要なマーケティングについて解説します。
そもそも、マーケティングとは
商品やサービスを提供する企業や個人が、顧客や市場のニーズや要求を理解し、それに合わせた商品やサービスを提供し、販売促進活動を行って、需要を喚起し、商品やサービスを売り出し、利益を得るためのプロセスや活動のことを指します。つまり、顧客に価値を提供することにより、企業や個人のビジネスを成長させるための戦略的なアプローチをすることです。
イメージコンサルタントのマーケティングでは、自身のイメージをより多くの人に知ってもらって、お客様の欲求を満たすことができるサービスを的確に伝えつつ、自分のビジネスの成長を促すために戦略的に取り組む必要があります。具体的には、
- ターゲット層の把握
自分が対象とするお客様層（顧客層）を明確にして、そのお客様が求める価値観やニーズを把握すること。ターゲットとなるお客様に合わせた戦略（ビジネスの構想）やアプローチ（配信内容・広告）を考えます。 - プロモーション戦略の立案
自分の価値や専門性をアピールするための広告や宣伝など、プロモーション戦略を立てて実行することやスケジュールを決めます。SNSやブログ、HPやメディア掲載など、様々な手段を使ってアピールして、お客様が利用しやすいように導線を組み立てます。 - 顧客満足度の向上
お客様にとって本当に必要なことを理解して、お客様とのコミュニケーションを大切にすることで、顧客満足度を向上させます。これにより、リピートや口コミでの広がりを期待することができます。 - ブランディング
イメージコンサルタント自身が、自身のブランド価値や活動価値を高め、自分の存在や活動の社会性、社会的意義についてアピールし、認知度を高めることで新規顧客の獲得につなげます。
参考：イメージコンサルタントのスタートアップブランディング
これらの取り組みを通じて、より多くの人に自分の価値を知ってもらい、お客様のニーズを掘り起こして、事業の成長につなげていくことがイメージコンサルタントのマーケティングの目的です。
またイメージコンサルタントは、今後ますます多くの人が資格取得や活動をするため、お客様の知識レベルも高まり、嗜好範囲も広がっていくでしょう。また、AIの進化により、診断だけでなくサービス提供も求められるようになるため、従来の診断にとどまらないサービス提供が求められるようになります。安定した未来を手にするためには、今すぐ行動に移すことが大切です。
マーケティングに含まれる要素
商品やサービスの企画・開発、価格設定、販売促進、販売・流通などの要素が含まれています。
イメージコンサルタントのスタートアップマーケティングの手順
- 同業者の活動が気になる
- お客様を選べない
- 自分の強みが見つからない
という方がいらっしゃいますが、まずは、基本のマーケティング手順に沿って活動の方向性と活動方法を具体的にしましょう。
- 目標設定
まずはじめに、個人事業主は自身のビジネスにおいてどのような目標を設定するかを決定します。例えば、売上や利益の増加、新規顧客の獲得、既存顧客のリピート率の向上などが挙げられます。 - ターゲット層の決定
次に、ターゲット層を決定します。どのような人々に向けて商品やサービスを提供するかを明確にすることが必要です。ターゲット層に合わせて、商品やサービス、販促ツールのデザインやコンテンツを作成します。 - 競合調査
競合調査を行い、他社の商品やサービス、販売方法などを調査します。これによって、競合の行動や戦略を分析・把握して、自分の強みや攻め所、行動範囲などを具体的にしていきます。 - 4P戦略の策定
商品、価格、プロモーション、場所の4つの要素から成る4P戦略を策定します。商品やサービスの特長や利点を明確にし、価格設定を考慮し、販促ツールや広告などを活用して、顧客に商品やサービスをアピールします。 - 販売促進活動
販売促進活動を行います。販売促進活動とは、基本導線があることを前提とし、セールスプロモーション、広告、SNSなどを活用して、商品やサービスの認知度を高めつつ、お客様を獲得するための行動をしていくことを指します。 - 成果の分析
最後に、販売促進活動の成果を分析し、改善点を把握することが必要です。分析によって、どのような手法が有効であったか、どのような点を改善する必要があるかを把握し、次回のマーケティング戦略に反映することができます。
これらを手順通りに行うことで、活動は安定します。ただ、あなたらしく働く環境を手にするには、お客様の反応や動向を分析して活動を改善していくことが重要です。
お客様や社会の変化を感じ取り、柔軟に活動を変化させられることができれば、早く成果を出すことができ長く活動することができます。個人での活動にとらわれず、チームワークを大切にし、相乗効果を生み出せるような活動を心がけることも、長期的な成功の秘訣となります。
グレースアカデミーでは、修了生同士で助け合い情報交換ができる会員制度（グロウ会員）もご用意がありますので、ぜひ参考にしてください。
スタートアップ時に間違えやすい行動
- 同業者の行動を真似る（自撮り戦略）
- とりあえずSNSを始める
- 異業種交流会に参加して営業活動
- なんでも無料でやろうとする
これらの行動はほとんどが失敗に終わります。ビジネスには、お客様にお金を払ってもらうことが前提となりますので、自己投資にお金をかけた分をお客様に還元する仕組みを構築することが必要です。また、集客が大変であることを意識し、お客様が利用しやすい環境を整え、戦略的な行動や新しい配信アイデアを取り入れることで、長期的なビジネスの成功につなげましょう。
何か新しい試みをする場合は、常にお客様目線で考え、お客様のニーズに合わせた提供を行うことが大切です。
現代は、どんな大きな企業でも「集客」が最も困難であると言われています。イメージコンサルタントの業界も同様に、〇〇をすれば売れるという時代ではなくなっています。お客様が情報を選別する目も肥えてきているため、簡単に「集客」できる時代ではないことに気づく必要があります。また、◯◯マーケティングコンサルタントのロジックが必ずしもあなたのビジネスに適合するとは限らないことにも注意しましょう。
そこで、まずはビジネスの基礎をしっかり固め、お客様が利用しやすい環境を整え、お客様導線に基づいた戦略的な行動や新しい配信アイデアを導入し、お客様に楽しく便利なイメージコンサルティングを安心して利用してもらえるように、根幹を張ったビジネスを構築することが大切です。
スタートアップ時の注意点
ビジネスワードを羅列するような人を前にすると、つい「なにかすごい人かも…」と感じてしまいがちです。特に、ビジネスに詳しくない人ほど、そのような人を崇めたり、信じたりする傾向があります。
しかし、イメージコンサルタントのビジネスは、普段何気なく過ごしているお客様を幸せに導くための活動なので、ビジネスワードに詳しい必要はありません。むしろ、お客様の状況や情景を具体的に想像でき、お客様の気持ちに寄り添える考えを持っている人の方が成功を手繰り寄せられる仕事です。
イメージコンサルタントとしての仕事の本質をしっかりと見定め、あなたらしくお客様と向き合うための感性を磨きましょう♪
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