イメージコンサルタントとして活動するには、ファッションの専門家として活動できなくてはいけません。
ですが、専門家として活動できないと、このような現実を繰り返すことになります。
カラー診断をやったお客様の数も、骨格診断をやったお客様の数も、それなりに人数は増えた。けれど、お客様の数が定着しない。
お客様からは、本当にファッションの専門家として見てもらえているのかな?
ショッピング同行の数も増えないし、着こなしやコーディネートの相談もないのは、専門家として見られていない証拠だと思う。
強引な販売は得意じゃないし、このまま続けていけるか不安。
最近は、不安を解消しようと、色々な専門家サイトに登録も始めたけれど、いきなり反応があるわけでもないからそんなに期待できない。
ドラマを見ていても、女優さんが着ているファッションにも応えられるようになったし、今活躍しているイメージコンサルタントと比べても、知識もセンスも十分足りていると思うのだけど。
お客様が定着してこないと、イメージコンサルタントとしての立場に不安を感じることでしょう。
でも、ファッションの専門家として活動を続けるには、とにかく診断を続けていくしかないと考えてしまいがちです。
ですが、お客様に一歩踏み込んだ提案ができるようになって、イメージコンサルタントとしての地位をしっかりと築きましょう。
売れないイメージコンサルタントが、ファッションの専門家として見てもらえない理由
売れないイメージコンサルタントが、ファッションの専門家として見てもらえない理由は、お客様視点が足りていないからです。
お客様視点の活動には、大きく分けて2つの方向性があります。
- モデルやタレント、見た目のきれいなイメージコンサルタントなど、派手に振る舞えるイメージコンサルタント
- お客様のためになる情報を伝え、誠実で真面目、わかりやすく解説してくれるイメージコンサルタント
この2つの方向性です。
お客様から憧れられるのは、1番のイメージコンサルタント。でも、長く愛されるイメージコンサルタントになるには、2番のイメージコンサルタントでならなくてはいけません。
そして、タレント性やカリスマ性のないイメージコンサルタントは、必然的に2番から始める必要があります。
多くのイメージコンサルタントが専門家になれないのは、その立ち位置を把握できていないことが原因なのです。
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家として見てもらうための「ベース行動」
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家として見てもらうには、行動が伴っていなくてはいけません。
ただ先ほどのように、1番のイメージコンサルタントには、ご本人にカリスマ性が備わっています。そのため、ご自身の活動をメイン(8割)にしてブログやsnsを掲載しても構わないでしょう。
ですが、2番を軸に活動する必要があるイメージコンサルタントは、1番のイメージコンサルタントと同じ行動をしても、お客様から反応をいただけません。なぜなら、お客様が見たいもの、知りたい情報が違うからです。
1番のイメージコンサルタントの情報から、お客様が見たいもの、知りたい情報は「憧れ」です。つまり、お客様からは「憧れ」という感情を得たいと考えています。
- 私もあの人と同じようになりたい。
- 私もあの人と同じように振る舞いたい。
- どうやったら、あの人と同じようになれるのだろう。
と思ってもらうことで、お客様にとっては、1番のイメージコンサルタントの情報(行動)が研究材料になるのです。
ですが、2番のイメージコンサルタントの場合、お客様にとっての研究材料というのは「方法、手段、テクニック」です。
つまり、私は2番のイメージコンサルタントだな。と感じたら、お客様のためになる「方法、手段、テクニック」を伝えることをベースに行動を始める必要があります。
イメージコンサルタントのためのファッションの専門家としての「伝え方」
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家として見てもらうには、感覚的なことを、よりわかりやすい方法で伝えなくてはいけません。
ファッションにはセンスが必要になります。でもお客様は、そのセンスをどう扱ったら良いか? がわかりません。だから、そのセンスの使い方を知りたいと思っています。
センスの伝え方は様々です。
- 言葉で伝える
- 絵で伝える
- 写真で伝える
- 動画で伝える
よりわかりやすく伝えられるようになれば、ファッションの専門家としての認知度が上がるでしょう。
専門的な情報を伝えられるようになれば、憧れなどではなく、あなたの一生涯を通じた資産になります。
ファッションは感覚的なものですが、わかりやすく具体的に伝えるチカラを身につけましょう。
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家として「わかりやすく具体的に伝えるチカラ」とは?
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家として必要なチカラとは、ファッションという感覚を言葉にできるチカラです。
- 女優さんのファッションに、どんな違和感を感じるのか。
- その違和感を無くすには、どんな方法を用いるべきか。
- ドラマ全体(流れ)に合うファッションとは、どのようなファッションか。
このように、感覚的なことを言葉にするチカラが必要です。
ちなみに、専門家になれないイメージコンサルタントは
- あの洋服は、色があっていないから似合わない。
- あのファッションは今風じゃない。
- あの女優さんは〇〇ファッションが似合うのに。
というだけの評論家の場合が多いです。
評論は、ファッションの専門家でなくてもできます。
「色・形・素材」に分類するなど、「〇〇を△△に変えるといいです。」というように、明確に答えることができれば、ファッションの専門家としての価値が高まるでしょう。
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家になるための「ファッションの学び」
イメージコンサルタントが、ファッションの専門家になるには、感覚を具体的に伝えられなくてはいけません。
どんなに的確な診断をして、正確な結果を伝えられても、お客様にとって価値はありません。
イメージコンサルティングをする際に、「このファッションにすると、なぜお客様がこんなにステキになれるのか。」を答えられるようになると、専門家としての価値も上がります。
そのために必要な学びとは、
- ファッション用語
- ファッションの歴史
- 最先端のファッション情報
- コーディネートの基礎知識
- 似合わせファッションの取り入れ方
- 似合わせ以上のファッションの取り入れ方
- 大事な場面(シーン・シチュエーション)のファッションの取り入れ方
- お悩み(人間関係 など)を解消できるファッションの取り入れ方
- 髪型、メイク、ネイルとファッションの相性
など、これらの知識に触れることが大事です。少しずつ、順番に身につけていけば、あなたも確実にファッションの専門家になれます。
参照講座:スタイリングプロ実践講座
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